尋常性白斑
尋常性白斑とは、部分的に皮膚の色が抜けてしまう病気です。全身どこの部位でも起こりえる現象です。はっきりとした原因は不明ですが、皮膚の色を作る細胞がご自身の炎症の細胞によって破壊されていることが分かっています。
治療
- ステロイド外用:皮膚の色を作る細胞を攻撃している炎症の細胞を抑えます。
※極めて難治であり、専門性の高い疾患のため全身に拡大している場合やステロイドの外用で改善の認められない場合には、尋常性白斑の特殊外来のある大学病院にご紹介する場合もございます。
検査
尋常性白斑では色を作る細胞がご自身の炎症の細胞によって攻撃されて破壊されていることが分かっています。稀に同じ現象が体の他の部位でも起こっていることがあります。甲状腺で同じ現象が起こっている場合には甲状腺の機能が低下する場合があります。また全身で同じ現象が起こっている場合には自己免疫疾患と診断されます。(リウマチなど)当院ではこれらの合併症の心配がないか、甲状腺機能の測定と自己免疫疾患の検査(抗核抗体)を実施しております。