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多汗症

わきの多汗症(原発性腋窩多汗症)

脇の多汗症は、体温調節に必要な量を超えて、通常よりも多く脇汗をかいてしまうことで日常生活に支障をきたす疾患です。医学的には「原発性腋窩多汗症」と言います。原因はまだ解明されていませんが、発汗をうながす交感神経が興奮しやすいことが原因でないかと言われています。

治療

塗り薬:汗腺に作用し交感神経から伝達される汗を出す信号をブロックして、過剰な発汗を抑えます。2種類の塗り薬があります。共に保険適用で作用機序は同じです。

■エクロックゲル(保険適用) :ゲルタイプの塗り薬です。

 

■ラピフォートワイプ(保険適用):ふき取りタイプの塗り薬です。

■ボトックス注射:
ワキに注射することにより脇汗をおさえる効果があります。注射後1週間程度で効果が現れ、1回の注射で4~9か月効果が持続します。

手の多汗症(原発性手掌多汗症)

手のひらの多汗症も「原発性手掌多汗症」と言われ、原因はまだ解明されていませんが、発汗をうながす交感神経が興奮しやすいことが原因でないかと言われています。治療に関しても、わきの多汗症と同様、汗腺に作用し交感神経から伝達される汗を出す信号をブロックする塗り薬です。

■アポハイドローション(保険適用):スプレータイプの塗り薬です。

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